高齢者に脱水の症状が出やすいのは、本人が脱水だと気づかない事が多いからです。そのため周りにいる看護の人であったり家族の人が気づいてあげる必要があります。気付かない理由はさまざまですが、体の機能が全体的に衰えてきているので、症状の悪化に気づきにくいという事や、薬を飲んでいてその副作用のように勘違いしていたり、副作用そのものが意識を低下させるようなものであったりもするからです。
ですから、高齢者の脱水は周りの人が気づいてあげる必要があるといえるでしょう。症状が軽度の場合は、唇の乾燥などから始まりますが、ボーと意識がなくなってしまうようなことがあったり、頭痛や吐き気などの症状に発展している事もあります。さらに重くなると意識が無くなって倒れたり、痙攣が起きたりすることもあります。
経度の場合は水を飲ませてあげることですが、出来れば、経口補水液という水に塩と砂糖を溶かして作ったものを飲ませてあげるのが一番です。これを予め用意しておくと、いつでも飲ませることが出来るので便利です。
救急車のイラスト これで、その場の応急処置は出来ますが、重度になってくると自らの意思で水を飲むようなとこが出来ないケースもありますから、そのような場合には救急車を呼んで医師の診断を受けるようにしましょう。下手な看護を考えるよりは、すぐに専門の医者に診てもらうのがベストな選択です。

高齢者に脱水の症状が出やすいのは、本人が気づかないという事が一番の要因と考えられます。本人が気づけないわけですから、周りの人が気づく必要があるという事になります。これが一番難しいところという事になるのかもしれません。本人から言ってくることはないわけですから、周りが普段からケアをし続けていて、普段と違うという事を感じたら、脱水を疑ってみるという事をする必要があります。脱水は高齢者におきやすい症状だという事が分かっていれば、これを疑う事も出来るようになるはずです。

まずは予防することが大切

高齢者の脱水はかかってから処置をするというのではなく、かかる前に予防をするという事がまず前提として大切な事を知っておきましょう。予防していることで、高齢者は脱水の症状が出やすいのだということを意識することが出来るようにもなります。これは看護をするような人もですし、周りの家族も同様です。
まずは、人は1日に水を2リットルぐらい飲むという事を知っておきましょう。これは高齢者も同様です。体重や体格によっても変わっては来ますが、普段の生活を見ていればどれぐらい飲んでいるのかは概略イメージが出来るはずです。そして普段よりも飲まなくなっていると感じたら脱水の危険性があると考えることが出来るようになります。ですから、普段から十分に見てあげることも大切です。
また、部屋の温度などにも気を付けましょう。特に高齢者は夏場に熱くても頑張ってしまうこともあります。脱水の症状を感じていないこともあって、特に水分を摂らないでそのまま過ごしてしまうという事もあるので注意が必要です。
定期的に水分補給を薦めるのも良い事です。同じ水ばかりでは嫌がるかもしれませんから、フルーツなどにしてもいいでしょう。知らない間に水分補給が出来ているというのはある意味では理想でもあります。看護している側からすれば、意識的に水分を摂ってもらうという意識で接してもいいでしょう。上記のように本人は水分不足に気づいていないわけですから、なかなか採りにくい状況にあります。自ら意識して水分を摂るように習慣づけてもらうというのも一つの方法ではありますが、強制的にすると怒られる場合もありますから、自然に水分補給できる状況を作るのがベストです。